2011年03月21日

Ouro Preto

ふらりとオウロ・プレットに行って来ました。
鉱山開発で栄え、奴隷の歴史もある、世界遺産の街。
山並みにへばりついたような石畳の町並み、
天才アレイジャジンニョなどの彫刻家がすてきな教会が点在します。
片道11時間のバスの旅でした。


DSC01079mini.jpg

過去に数回いってますが、いつ行っても坂がきつい。
歩いて回れる距離なのですが、石畳の坂しかない。
他の観光客も、ヘロヘロになってます。
今回は、泣く泣くブラジルで買ったCrocs(日本より高い・・)がかなり役にたち、ガタガタの石畳も
わりかしへっちゃらでした。すべらず、衝撃は吸収し、クロックス最高。havaianasなんか履いてる場合ではありません。

なにより驚いたのは、カルモ教会の前で、家族連れに記念撮影を頼まれて、
シャッターを押す係かとおもいきや、「生まれてはじめてみる日本人と記念撮影」でした・・・。
オウロプレット育ちらしい。
えー日本人観光客って来ないのかな?
たしかにその日はアジアの顔には出会いませんでしたが・・。


DSC01111mini.jpg
傾斜40度の石畳。

こういう路面ではウマが活躍。

DSC01114mini.jpg

そしてミナスジェライスといえばカシャッサ(蒸留酒)。
ミナス料理は、イニャメ(さといも?)とか、フェイジョンも、tutuといって、フェイジョンとファリンニャ(芋の粉)を練ってどろどろにしたものとか、興味深いです。

DSC01118MINI.jpg
DSC01115mini.jpg

西洋建築名物「なまくび」。
なまくび型蛇口、なまくび型ドアの飾り、など
なまくびがいっぱい。なんちゃら様式とか、西洋建築の特徴なんでしょうが、なまくびのクチから水がでるのを飲むのって、なんだか・・。

DSC01110mini.jpg

2011年03月17日

街角つれづれFOTO

街角ウォッチングです。
●ガラナ飲料の「アサイー」味。ふつうのガラナとたいして変わらない。流行るのだろうか・・。
miniDSC0087826.jpg

●世界に誇るヘビメタバンドSEPARTURAのファン?クラブ発見
(朝発見したので閉まっていた)。
miniDSC0085604.jpg


●ブラジルで作られている豆腐と納豆。
「QUEIJO DE TOFU(豆腐チーズ)」という、見たこともない新製品(前からあるのかもしれない)が出ていたためゲット。
オレガノが入っており、かなりすっぱい豆腐でした。はっきりいって失敗。
miniDSC0085301.jpg

●目がチカチカする、手作りアート系お洒落系ちょっと高いかんじの出店。
DSC00903mini.jpg


●「エスパッソブラジル」のサンパウロ姉妹店。
うそです。同名の現地の店。店の内容も同じ。
小さい店なのに、若い店員が5人もいて不思議な店です。
ブラジルのいろんなお土産やアクセサリーをちょっとお洒落に販売してます。
DSC00956mini.jpg


●リオのカーニバル名物(どこでもパレードはそうだと思うが)、「パレード最後尾のお掃除隊」。今年もはりきって掃除しておりました!お疲れさまです。
DSC00827mini.jpg


●メルカダォン(市の市場)を歩いていたら、果物屋で売り子の兄ちゃんにつかまり、試食などをしつつ、じゃあコレひとつくださいな、と買った果物。
1キロ=89レアル=2500円ぐらい。で、この果物重くて、1こ1500円ぐらいしました・・。
くやしいので、思い出写真を。
DSC00987mini.jpg

●同じくメルカダォン(市の市場)の肉屋さん。
店の名前が「PORCO FELIZ(しあわせな豚)」でした。ネーミングにウケたので記念撮影。
DSC00997mini.jpg

2011年03月15日

CHORO&SAMBA

ショーロやサンバのRODA(セッション)いろいろです。ところどころ有名人がいて、
ミーハーなワタクシとしては、有名といっても「ショーロ界で」なので、
芸能人という感じではないのですが、
わぁあの人だ、わぁこの人だとひとりで大騒ぎ。
ダニーロ・ブリットがふらっと現れ、ふらっと演奏してふらっといなくなったのは良かった。
かっこいい!しかし、テクがすごすぎて、実はあんまり好きではない。。。


サンバのホーダは、日本だと「パゴーヂっぽい」のばっかり印象的ですが、
お洒落な街で、お洒落な人と空間で、
ショリンニョというか、往年の名曲から、今年のカーニバルのテーマまでやる、
いかしたバンドもあります(バテリアの誰かはサウゲイロのバテリアらしい)。マンゲイラの今年のテーマの完全コピーなのですが、客もけっこう歌えるんです。ワタクシももちろん熱唱。



Alessandro Penezziさんがいます。あとはLula。このホーダ、たまたま偶然、ミュージシャンがとっても玄人ばかりです。





↓写真はHamilton de Hollandaです。
会場は超満員。ショーロの枠を超えて、インストゥルメンタルをやってます。バンドリンをじっくり聞きたかったのですが、キンテットで出たため、ハーモニカのGabriel Grossiがいて、彼も彼でとってもステキなのですが、
高音パートが二人もいると、バンドリンあんまし聞こえず。
バテリアは、ゼリア・ダンカンのDVDにもでてるBAHIAさんでした。
写真は、ファンの小僧がMYバンドリンを持ってきてて、それにサインをするハミルトンさん。プロレスラーのようにガタイが良いです。
小僧は、ハミルトン流スタイルで完コピしてた。
ハミルトンさんは、日本のためにCanto de Iemanjaを演奏してくれました。

DSC00982.JPG


2011年03月12日

Yamandu Costa


miniDSC0085301.jpgやまん道親方。失礼、ヤマンドゥコスタのライブです。会場は超満員。ワタクシは前から3番目でヤマンドゥ親方のまん前でした〜。

とはいえ、本人のみのライブではなく、別名「ガウーショ(南部出身者)まつり」と本人たちが言っており、Alemao御大(ジャズギター、まぁなんでも弦楽器を弾くスーパーおじいちゃん)、Zezo(細いパパイヤ鈴木みたいな、いかしたパウリスターノ。超おしゃべり)のコンビが、いろんな人を招いてコンサートをする、という企画のひとつで、先週はエルメート・パスコアウだったのですが、今週は、ヤマンドゥ先生と、アコーディオンRenato Borghetti。
Zezo以外がガウーショのため、自分たちで「ガウーショまつり」とか言ってました。


miniDSC0087019.jpg演奏は、いろんな組み合わせでやり、ジャンルもさまざま。もちろん土着音楽もあり、ボサノバもあり。



miniDSC0085705.jpgZezoさんは、アコギなんだけど、アホみたいにエフェクターを用意しており、エレアコでエレキの音までゆがませて、そーゆーのが好きな人。
ヤマンドゥ先生と、アコーディオンさんは、ガウーショ特有のズボンとくつをはいており、とってもお茶目。


Alemao御大とYamanduのwaveは最高でした。
ところで7弦ギターのヤマンドゥ親方、親指は爪のみで、サムピックを使わない派。ワタクシも使わないので、ワタクシのギターの師匠に「7弦ってサムピック使ったほうがいい?」って聞いたら、どっちでもいいけど、サムピックのほうが明らかに音量も出るので、こだわりのサムピックを持つとよい、でも、どっちでもよい、とのこと。

エレアコ、ジャズギター、クラシック7弦、アコーディオンと並ぶと、アコーディオン>エレアコ>ジャズギター>クラシックギター、と音量がなるので、
ヤマちゃんはセッションではバッキングに専念したりして、ソロとかフロントでしかみたことなかったので、ヤマちゃんのやるジョアンボスコとか興味しんしんでした。

ヤマちゃん萌え〜。しばらく萌えてます。

2011年03月09日

街角よもやま話

まにゃーん、たぉんぼにーた、まにゃーん。
さて「カーニバルの朝」です。
本日は「灰の水曜日」。燃え尽き、さて、また一年がんばろっと、の日です。

さて、街角で見つけたものその1。
「カーニバル変装グッズ屋さん」。

miniDSC00736029.jpg

その2。衝撃「いちご寿司」。

miniDSC00817107.jpg

その3。「サンタの家」の住所。
フィンランドのサンタクロース協会公認です。

miniDSC00851140.jpg

2011年03月04日

モニカ・サウマーゾ

モニカ・サウマーゾ。
ブラジルのスーザン・ボイルさん、と勝手に位置づけています。

いつも一緒にやってるPau Brasilの一部だと思うんですが(不明)、
なんやらカーニバルとかクラシカルなものとかシコブアルキとか歌ってました。
アンコールはTrem das Onze。

近くで見ると、158センチぐらいで、
まるっこくてかわいらしい女性です。

DSC00702mini.jpg

↓わたくしごとですが、ついにギターの師匠につきました。超サバイバル。わらしべ長者的(たらいまわしともいう)でたどり着きましたよ。

↓これがセンセ。

DSC00698mini.jpg

2011年03月03日

弦楽器 

先日、楽器工房の見学をしました。
↓バンドリンの中身。

DSC00592DSC00591002.JPG
↓カバキーニョのひょうたん型であふれております。

DSC00591DSC00591001.JPG
↓最近は、ウクレレが流行っているそうです。

DSC00599DSC00591009.JPG






前から復弦カバキーニョってなんでないのかな?と思っていて、
ためしに工房に聞いてみたら、「作ったことはある」と。
で、それは結局、注文主がバンドリン弾きで、
バンドリンは高音は出るけど、低音が出にくい楽器なので、低音を出したいために、
ボディをカバキーニョに、ネックから上をバンドリンにしたそうです
(ケンタウロス、鳥人みたいなかんじですね)。
結局、低音をちゃんと出そうと思ったら、
ボディの厚みもバンドリンよりカバキーニョがあるわけで、
「ギター的なかたちがベスト」であると。

しかし、ボディの厚みについて言うなら、「イタリアのマンドリン
(マンドリン・ナポリターノ)はどうなんだ?」と聞いたら、
「たしかに背面は膨らんでいるけど、あの楽器は元々歌のバック演奏に使用されていて、
音量が歌以上に出ないように、ホールも小さく作って、
なかに音がこもるようにできてる」のだそうです。
だから、「復弦カバキーニョ」は、チューニングはバンドリンで、
カバキーニョのボディをしたバンドリン、ということです。

私の結論としては、「ギターのかたちって構造的にすごいんだな」と思いました。

↓たまたま修理に出ていた、QUINTETO EM BRANCO E PRETOの人のギター。
こっそり触らせていただきましたが、
手癖がめっちゃついてる(使いまくっているのであたりまえですが)
ほっこりした音のギターでした。

DSC00616DSC00591026.JPG

↓田舎ギター。塗装前。

DSC00595DSC00591005.JPG

2011年03月01日

Trio Madeira Brasil


DSC00670_mini.JPG
Trio Madeira Brasilです。
若いかっこいい7弦ギター氏や、Epoca de OuroのRonaldoさんに目がいきそうなところが、
彼らを牽引しているのは、わたくしの印象では、
6弦のZe Paulo Beckerだといつも思っています。

で、それを堪能しに行きました。打楽器のないショーロってやっぱり弦楽器ワールドですが(あたりまえですが)、
面白いですね〜。
残響が全部聞こえるので、弦楽器オタクとしてはヨダレでした。
演奏は、「これは決めておかないと絶対できそうにない」みたいなかっこいいキメも山盛りで、
様式美とブラジルのノリと弦楽器の余韻が、摩訶不思議な感じでした。
お洒落で、土くさくて、形も守りつつ、自由。
全部あってこりゃたまらんです。

終わったあとRonaldoさんを突撃して、バンドリン弾かせてもらいました。

で、彼はギターピックをつかっていて、なるほどな、と思ったので
おみやげに、持っていたマンドリン用のピック(厚みと持ち心地により数種類ある)をあげました。

2011年02月28日

ショーロ@サンパウロ

ショーロおたくとしては、ショーロをサンパウロで探すわけです。

↑文明堂のカステラチックな??おじいちゃんのアコーデォン。
ラグタイムっぽいはじまりで、なかなか面白い。

↓Ze Barbeiroさん。しぶい7弦ギター弾きです。ガフィエイラダンサーズとともに。


↓つづけてZe Barbeiro。ショーロもバイアォンもフレーボも全部やる、玄人集団。
キメがかっこいいですね〜。
パンデイロが勇み足のときには、みんなで苦笑したり、「いつものメンバー」という感じがして、
とてもよかったです。

João Bosco

バンドリン、カバキーニョ、7弦ギターの工房に行ったり、ショーロを鑑賞したりする日々。


DSC00586_mini.JPGジョアンボスコのライブにも行きました。
ちなみに、5日公演中、2日行きます。



工房のことや、ショーロのことはまた後ほど。更新が追いつきません。

写真は↓、超バカバカしい、「ジョイスっぽいギターっぽいカバキーニョ」です。
枠だけなので、音が鳴らなくて、夜の練習などにいいかなと。

DSC00579_MINI.JPG

2011年02月24日

ジョアンドナート Joao Donato

レニー・アンドラーデ(もうすぐ来日しますね)と、
アライジ・コスタ(CHORA TUA TRISTEZAのころはかわいいですね)、
クラウデッチ・ソアレスの「3人熟女まつり的ライブ」がありました。
ジョアン・ドナートを歌う、というテーマでした。
DSC00570_mini.JPG

一番人気はもちろんレニー。
雰囲気が、浅香光代氏そっくりです。しかし、なんでも歌える実力派シンガー、貫禄たっぷりです。

で、特別ゲストにジョアン・ドナートご本人さん登場
本家本元の「A Rã 」がきけました。

ジョアン・ドナートが登場するまで、別のピアニストがバック演奏をしていましたが、
うるさいうるさい。
しかし、ジョアン先生は別格です。同じピアノかと思うほど、音色も素朴ですばらしかったです。


2011年02月20日

サンパウロ州立交響楽団

サラ・サンパウロという、クラシックホールがあります。周りは、夜はあやしい地域。ですが、格調高く建っています。
もと駅舎を利用しているので、むかしのチケット売り場などが残されており、お洒落〜。
現在の駅舎のプラットホームがガラス越しで見えるようになっていて、コンサートホール側から汽車の発着が見えます。お洒落〜。

サンパウロ州立交響楽団の定期公演(たぶん3月から)を前に、「ビラ=ロボスのスペシャリストの指揮者を招いての特別公演」がありました。
めちゃめちゃ人がいました。しかも、みなさんカジュアルで若い!子ども連れとか、ロックぽい兄ちゃんとか、ふっつーにクラシック音楽を堪能しています。
さて、ビラ=ロボス。交響曲6番と7番でした。
7番のほうが、現代音楽的でロジカルな感じでした。
なによりも、ふっつーにビラ=ロボスを聴きに来ているお客さんたちで超満員で、まずそこに感動しました。

写真は、通りがかりの楽器屋で目をうばわれた「ショッキングピンクのクラシックギターGIANNINI製」です。姉妹品にパープルもあり。なんのニーズか・・。
DSC00513_mini.JPG


2011年02月19日

Dona Ivone Lara

さて、ドナ・イヴォンニ・ララさん。カーニバルを前にコンサートです。
舞台袖からまんなかに行くまでに1曲分要するほど
ゆったりと静かに登場で、登場しただけでスタンディングオベーション。
ライブは、往年のサンバめじろおしのなか、
Enredo do meu sambaなどもやりました。
なにが面白いって、バックメンバーが演奏途中に楽譜を探す、ハウリングおこしまくる、など、
「せっかく集まったし、楽しければいいんです」みたいなノリが大変よかったです。
メンバー全員が歌ったりすると、にごったコーラスになるし、ドナさんはマイクを口元に持っていくのを忘れるし(バックコーラスのお姉さんが介添え)、
孫がサポートするし、ライブというより「集団の様子が面白い」。

動画どうぞ。


2010年11月27日

2010年ブラジルの旅9〜音楽・カポエイラ関連など

やっとこさ報告最終回です。エスパッソブラジル的商談のプチ成果です。

cd_sururu_na_roda.jpg 音楽関連、サンバを中心に物色しました。個人的趣味が先に走りますが(汗)、今回のおすすめは何といっても、リオ・デ・ジャネイロのサンババンド、Sururu na Roda(スルルー・ナ・ホーダ)です。
 エスパッソブラジルにCDが入荷しました。往年のサンビスタの曲のカバーが中心です。伝統的、かつ洗練された演奏と男女混成ハーモニー。リオに根差し、リオ市民に愛されているバンドです。癒されます。CDには定番のシコ・ブアルキのサンバメドレーも収録。ライブ報告をこちらに書いています

casuarina.jpg 同じく洗練された音づくりとハーモニーが魅力の、リオの男性サンババンド、Casuarina(カズアリーナ)のCDも入荷しました。Ze Ketiの、あまり有名ではない曲「400 anos de Favela」(ファベーラの400年)のカバーは、さっそくコピーして遊ばせてもらっています。
最近のライブ盤「MTV APRESENTA」と、そのDVDも在庫あります。DVDがかなり面白い。

moinho-hoje.jpg サンバとアシェーとロックとポップスを混ぜたような芸風(?)の、北東部バイアのバンド、Moinho(モイーニョ)のCDとライブDVDも入荷しました。1年前に現地で見たライブの報告は、こちらに書いています
美しく力強いボーカル、叩いて歌って踊るパーカッション、軽やかなエレキギター。楽しいです。CasuarinaのDVDにもゲスト出演しています。

この3グループはまだ、地元以外ではあまり有名ではありませんが、サンバ関連企画などで露出が増えてきているので、これから注目していきたいと思います。

その他、サンバ系CD、DVDいろいろ入荷しています。

これ以外の主な仕入れ商品は

カポエイラDVD
・最近の路上ホーダ、子ども選手権、アクロバットもの、ガチ格闘ものなど多数。日本では入手困難なものが多いです。
自然もの
・天然シャンプー(アサイー、カカオ=染色効果あり、プロポリス)
・プロポリス関連(液体、スプレー、アガリクスとのミックス錠剤など)
・天然素材ブランド「Natura」せっけん(パッションフルーツ、ナッツ)
・生薬系(ブラジル人参、インディオ愛用の植物の根、ガラナの実など)
・飲料用アサイーの粉
ブラジル国旗柄グッズ
・バッグ、シューズ入れ、シール、傘、帽子、ピアス、キーホルダーなど

詳細はこちら。気軽に遊びに来てください。問い合わせはエスパッソブラジルまで。

2010年11月18日

2010年ブラジルの旅8〜変わる「旅の心構え」

3、4年前まで、ブラジルでよく「カメラはカバンにしまって」「携帯電話は見えないように隠して」「日本語が書かれたものは人に見せないように」と注意されたものです。
治安が悪いので、貴重品やお金の管理を厳重にするのはもちろん、旅行者風の格好を避け、着るものも、持ち歩くカバンも、日本で使っているものよりランクを下げてブラジルに行っていました。
metro.JPGでも、もうやめました。今回は日本と同じ服、持ち物でそのままブラジルに行きました。なんと準備と気分が楽なことか。

今、サンパウロの地下鉄に乗ると、客が普通に携帯電話をいじっているし、ipodとかで音楽聴いてる。街では、デジカメや携帯電話を取り出して撮影している場面をよく見かけるようになった。しかもわたくしのデジカメや携帯より新しくて高性能。空港などではノートパソコンに向かう人の姿も普通になった。
saojudas.JPGサンパウロの中心部ではみんな服装もきれい。いい大人がこぎたない格好で汚いカバンもって歩く方が、むしろ良くないと思い始めた。
さらに、ブラジルは「日本語ブーム」で、漢字入りのシャツをたくさんの人が着ている。日本語入りのシャツを着ても注目されません。

今回、地下鉄の中で時々携帯電話をいじりました。メールチェックとか。カメラもポケットに入れ、気軽に取り出して写真を撮りました。誰もこちらを珍しそうにじっと見ることもなく、幸い、場の雰囲気になじんでました。東洋系の顔が珍しくないサンパウロだから、というのもありますが。

気を付けたのは、盗まれてもいい予備の財布(少額のお金入り)を別に用意しておくこと、人通りの少ない場所は避けること、まわりをよく見ながら早歩きで行動することくらいかな。

【注意】あくまで個人的な感想なので、みなさんあまり参考にしないでください。
持ち物を厳重に管理するのに越したことはないので。
滞在中も日本人が被害者の強盗事件がありました。私もそのうち、痛い目に遭うかも・・・。

2010年11月17日

2010年ブラジルの旅7〜社会の変化

■タクシーの運転手との会話■

サンパウロに到着した夕方。バスで中心部のバスターミナル「TIETE」到着。そこからタクシーでホテルへ。運転手に話しかけられた
「どこからサンパウロに着いたんだ?」
「日本からです」
「日本で、何年働いたんだ?」
「・・・」
デカセギ帰りの日系人と思われたみたいです(汗)

リーマンショック後、世界中のブラジル人が一気に帰国しました。日本の景気が悪いのもよく知られてます。
paulista.JPG「日本のサラリオミニモ(最低賃金)はいくらか」と聞かれました。
ブラジルは月単位(510レアル。約2万5000円)で、日本は時給制。「制度が違うけど、月給で計算したら3000レアル(15万円)くらいかな」と答えました。

運転手は「俺は毎月5000レアル(25万円)稼いでるぞ。早朝から深夜までずっと働いてるけど。ラジオタクシー(ランクが上のタクシー)の知り合いの運転手は7000レアルだ。なんでみんなブラジルで働かないのか」

今、日本のブラジル人は、賃金が下がって苦しい生活をしています。サンパウロの運転手の方が給料がいい。というか日本のタクシーよりもいいですね。日本とブラジルの賃金格差は縮まってきています。物価も同様。サンパウロには新車や電化製品があふれている。

ただ、先進国化すると、労働者に対する要求が高まっていきます。デカセギ帰りは10年とかブラジルを離れていて「ブラジルの社会経験」が乏しく、月1000レアル程度の仕事しかないのが実情。日本でも、ブラジルでも、厳しい。

■日系、中国系、韓国系■

aclimacao.JPGかつて日本人移民が街を形成したリベルダージ(Liberdade)近くのアクリマソン公園を散歩しました。ランニングや散歩に、多くの市民が来ています。弾き語りのライブもやってました(トッキーニョの曲をやってた。シブすぎ)。

途中、東洋系の子ども集団にばったり。聞いてみると韓国系でした。もともと日系人が集まっていた地区ですが、多くは転出し、今や韓国系や中国系の多い住宅地に変化しています。

別の日。リベルダージで目当てのラーメン屋が閉まっyakisoba-china.JPGていたので、近くの中国人の料理店に入った。食べたのは焼きそば。中華料理なのか?
あんかけ、にんにく風味。これが今やブラジルのスタンダードなやきそばになってます。8レアル(400円。サンパウロの外食では超格安)と安くておいしかったです。

このあたりは日系商店は減り、代わりに中国系が日本語の看板を掲げて日本製品を売って繁盛している。

韓国、中国系の移民はまだ若く、それに本国からの進出企業が加わり、勢いを感じます。テレビやパソコン、車も韓国製が増え、安い雑貨は中国製だらけ。日本の存在感が・・・。自分もサンパウロで「中国人か?」と聞かれることが増えました。世界共通の現象ですね。たぶん。

2010年11月13日

2010年ブラジルの旅6〜二つの日系社会

まだブラジル報告おわっとらんのか、とお叱りを受けそうです。 訪問から1か月。行事がいろいろ挟まってしまって、まだ事後処理が終わっておりません(汗)。過去の報告はこちらを参照してください。

リオからサンパウロに戻ってきた日曜。2つの日系人の集まりにおじゃましました。ひとつはブラジル社会の「エリート」の仲間入りをし、日本へのデカセギとはあまり縁のない一族。もうひとつは、デカセギで広島県海田町で長く暮らし、最近帰国した人たち。発見がいろいろありました。

=======日系社会その1======

hashioka-1.JPG午前。橋岡勉さんと2年ぶりに再会しました。両親が能美(江田島市)出身の2世で、74歳。移民の苦難と成功の歴史を象徴するような人生を送ってきました。中国新聞にも登場しています。↓
橋岡さんのおい 両親や橋岡さんなど歴史もの

橋岡さんの孫の誕生会に招かれました。ブラジルの誕生会はとっても盛大です。親戚など約100人が集合。シュハスコ(肉)や寿司、刺身など食べ放題、雇われたウエイターがドリンクを持ってきてくれます。

hashioka-2.JPG橋岡さんの子どもたちは医者、IT業など。おいには政治家もいます。一族には欧米留学経験者はいても、日本へのデカセギ経験者はわずか。ブラジル中流社会でしっかり地位を築いています。
ただ、日本語を話すのは、橋岡さんを含め一世、二世の5、6人だけ。三世、四世や、日系人ではない奥さん、旦那さんなどはほとんど日本語を知りません。日本人の顔と勤勉さは受け継いでも、生活スタイルはブラジル化し、文化はほとんど受け継がれていない。これが、日系社会の現状を象徴しているような気がします。

そして午後。まったく異なるもうひとつの日系社会に触れました。

=======日系社会その2======

サンパウロから車で1時間半。Ituという町に、懐かしい顔ぶれが集まって待っててくれました。

limi-1.JPG海田町のブラジル系人材派遣会社の元社員や家族、20人ほどと飲み食いしながらしゃべり続けました。長年、海田町のブラジル人コミュニティの中心的存在だったけど、リーマンショックを機に帰国を選んだ人が中心です。ブラジル人が大量失業し、一緒に対策に頭を悩ませたり役所や地域を回ったりしたのを鮮明に思い出します。まるで「同窓会」でした。

1世から3世、リタイヤ組や子ども、さらに日系ではない旦那さんや奥さん。全員が流暢な日本語を喋ります。日本で中学校や高校を卒業した人もいて、会話でもポルトガル語に時々日本語が交じる。

limi-3.JPG日本で稼いだお金で買った家には、日本から持ち帰った冷蔵庫やマッサージ機、家具、カラオケ機がずらり。室内は靴を脱ぐルール。みんな「家の中で靴を脱ぐ快適さを、日本で覚えた」のだそうです。食事には日本米のおにぎり、自家製の納豆、キュウリや梅の花の漬物、お茶などが次々出てくる。

今のブラジル日系社会に、これほど日本語が話せ、日本の文化や習慣を理解している集団はそういないと思います。ブラジルに根を張った日系人たちが日本をほとんど知らないのと対照的で、「どっちが日系人の主流なんだろう」と考えてしまいました。そして、2つの日系社会はなかなか交じり合わない。

でも、彼らが帰国後に就いた仕事は、たいてい月給1000レアル(約5万円)ほど。物価が日本とあまり差がなくなったブラジルでは、生活が苦しい。日本語や日本を理解している点はメリットになっていません。日本語教育系の仕事も給料が安いようです。再び日本で働くことを考えている人もいました。

こういう人たちこそが、日系社会で活躍したり、ブラジルに進出した日本企業で重宝されたりしないのかなと思いました。 彼らの存在を、多くの人にぜひ知ってほしい。日系社会内でも彼らをリスペクトする動きが出てほしい。

2010年10月27日

2010年ブラジルの旅その5〜リオのサンバライブ

いつか見たいと思っていた「Sururu na Roda」(スルルー・ナ・ホーダ)。

sururu-1.JPGニウゼ・カルバーリョ(カバキーニョ)とカミーラ・コスタ(ギター)の女性2人が中心となって結成した4人組。リオ中心部の「Centro Cultural Carioca」で、毎週土曜夜にライブをしています。

定期的なライブはここの1カ所だけで、リオに根差したローカルバンドです。ブラジルでもそれほど知名度があるわけではありませんが、地元住民やブラジル音楽界の評価は高く、最近はサンバの企画ものDVDによく登場しています。


んで、ライブは夜9時予定から変更された11時から、さらに15分ほど遅れてスタート・・・。まずはニウゼがバンドリン、弟のシウビオがカバキーニョを持ち、ショーロ速弾き。200人収容の会場は満杯。客の年齢層も幅広い。

sururu-2.JPGニウゼがカバキーニョ、シウビオがスルドと本来の役目になってサンバが始まると、客は席を放棄して総立ちになって踊り始めました。板張りの床がぐらんぐらん揺れる。会場の窓は開けっ放しで、音が外にダダ漏れ。ブラジルの音楽界は寛大です。

メインボーカルは曲ごとに4人が持ち回りでこなし、残りの3人がコーラスを務めるスタイル。サンバの伝統的な「太い声を張り上げるユニゾン」とは違い、優しい歌声で、男女混声のハーモニーを響かせます。サンバの伝統的なリズム、演奏スタイルに根差しながら、現代的に洗練された音づくりが特徴です。わたくしのツボです。子どものころからプロとして活躍しているニウゼのカバキーニョワークも注目です。

レパートリーはサンバ、ショーロのほかにマシーシ、シランダ、マルシャ、サンバ・ヘギなど多彩で、名曲のカバーからオリジナルまで見どころがたくさん。ビールが進みます。

前半は0時半終了。後半は1時に始まりましたが、2時のバスで帰らなくてはいけないので、1時半すぎに撤退。ライブは2時半ごろまでとのことでしたが、無念の撤退。定番のシコ・ブアルキメドレー、聞けなかった・・・

リオらしい、いいライブでした。
ただ、場が「週末の大騒ぎ」なので仕方ないのですが、カバキーニョ、コーラスなどていねいな音づくりをしているグループなので、じっくり音を聞くタイプのライブもやってほしいなあと思います。サンパウロのTEATRO FECAPのような音響のいい会場でぜひ。

今、ニウゼがツイッターでユーチューブの動画をしきりに宣伝しているので、そのひとつを紹介します。
マルシャの曲の演奏シーン。



ちなみにニウゼに聞いてみたところ、愛用のカバキーニョのメーカーは「Luthier」(ルチエール)だそうです。

2010年10月25日

2010年ブラジルの旅その4〜リオの教訓

「ブラジルでやっていくには、あきらめが肝心。予定通りにいく国ではないんだから」

そんな「常識」を、リオデジャネイロで今さらながら再認識させられたのでした。

Rio1 サンパウロ中心部はもはや先進国で、東京と変わらない。エレベーターの「閉じる」ボタンも、エスカレーターを歩いて上がる人の姿もすっかり定着。物事がけっこう予定通り進むので(おそらくサンパウロだけですが)、「常識」を忘れそうになります。

リオとサンパウロとの往復はバスをよく使います。片道6時間。サンパウロやリオ発着の長距離バスは日本よりも快適。時間を有効活用するため、昼にサンパウロを出発し夕方にリオ着→深夜までサンバライブ→夜行バスで翌朝サンパウロ着、というパターンです。

今回のもくろみは
・夕方に到着して中心部の某有名楽器店を物色
・夜、その近くのサンババーで「Sururu na Roda」ライブ(21:00スタート予定)
・午前2:00発のバスでサンパウロ帰還

夕方6時ごろ着いて楽器店に急いだら、なんと閉まっていた。いきなりのつまづき。土曜の大都市中心部なの Ccc2_2に、周辺の店もほとんどシャッターを下ろしていて、人通りもまばら。ここは治安の悪い地域なのだと気付いた。

急ぎ足でライブ会場の「Centro Cultural Carioca」近くへ。クラシックな外観としゃれたマランドロ看板が目印。20:30に会場が開くことを確認し、すぐ近くのレストランで晩ごはん。20:30に再び行くと、立て看板の文字が目に入った。

「ライブは23:00スタート」

時間変更されてました(号泣)

Ccc1係員に「入るか」と聞かれ、「2時間半、持て余すなあ」「せっかく2時発のバスにしたのに」と自問自答。他に行くところもなく、入場することにしました。200人入る会場はがら〜ん。「ブラジル、うまく物事が進むわけはないんだから」と、あきらめの境地に至りました。ブラジルではこれが大切です。 ライブまでの間、会場内のスクリーンで流れる「Casuarina」サンバDVDに合わせて熱唱しながらビールに浸りました。

サンパウロと違い、リオはゆる〜い空気が流れてます。その分、人も気さくで、ライブ会場でも見知らぬ人に気軽に声を掛けられました。
こんな街でオリンピックが開けるのか、と疑問を持つ方も多いでしょう。でも、予定通りいかない分、ぶっつけ本番に強いのがブラジル。なんとかなる、はず

肝心のライブ報告は次回また。

2010年10月23日

2010年ブラジルの旅その3〜ビール消費1位のバー

サンパウロのMOEMA地区にある「Bar Original」(バール・オリジナウ)

bar1.jpg店舗の面積当たりのビール消費量がブラジルナンバー1の店だそうです。各種雑誌で何度も「サンパウロで最もショッピ(生ビール)がおいしい店」に選ばれています。

知人に連れて行ってもらいました。

1996年に開店。木をふんだんに使ったイタリア風のクラシックな内装は、今でこそサンパウロの多くのレストランが取り入れるようになりましたが、この店が先駆けです。

bar2.jpg生ビールの特徴は、なんといっても泡の多さ。入れたてだとグラスの3分の2ぐらい。そしてなかなか消えない。でも、飲んでみると、実は泡ではなく、ビールにきめこまかい泡が混ざっている状態なんですね。この部分がとてもうまい!
ビールを4分の3ほど飲むと、頼んでもないのに次のビールが置かれます。わんこビールです。

bar3.jpg焼き立てのエンパーダもこの店の名物で、焼きあがるごとにウエイターがエンパーダを持って店内を回り、注文を取ります。中はクリーミーで絶品でした。

大変にぎわっているこの店ですが、実は公共交通の不便な郊外に立地しています。店外には路駐の車がずら〜っと並んでます。みんな車を運転して来店し、帰っていきます。ブラジルでも飲酒運転はもちろん禁止ですが、みんな「事故を起こさなければ捕まらないから大丈夫」とのこと・・・。

店内は長居する客がとても多いので、飲酒量も半端ではないはずですが・・・。こういう店が堂々とマスコミで取り上げられるのは、ブラジルらしいというかなんというか。

BAR ORIGINAL
Rua Grauna, 137, Moema, Sao Paulo-SP